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中国に比べ、日本は公共交通機関におけるバリアフリーがかなり進んでいることは、中国から来た観光客なら、誰でも気づくことです。

これはある都営地下鉄のホームで見かけた多言語表示です。
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「エレベーターのご利用は、必要とされるお客さまを優先させていただいております。みなさまのやさしい心づかいをお願いいたします」とあります。

ところが、日本語ではこんなに長々とていねいな説明をしているのに、英語、中国語、ハングルはいたってシンプル。

なかでも中国語は、「敬请关照周围的乘客(どうぞ周囲の乗客に心づかいをお願いします)」。

この中国語は間違いというわけではありませんが、この文面だけみると、いったいどういうことをお願いされているのかな、と中国人なら感じるかもしれません。もちろん、上に車椅子やベビーカー、松葉杖、妊婦を象ったアイコンが描かれているので、わからないわけはないのですが…。

こういうケースでは、できれば以下の中国語の決まり文句を使うと、しっくりきます。

それは、高齢者や幼児、病人、障害者、妊婦などの社会的弱者を文字通り総称する「老弱病残孕」です。

ですから、これを使って「请照顾老弱病残孕」とすれば、短く簡潔なうえに、この表示の意図がすっきりと伝わります。

ちなみに、シルバーシートの中国語は「老弱病残孕专座」(「老弱病残孕」+「专座(専用席)」)です。
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# by ramei | 2017-05-26 15:35 | 週刊「間違い探し」 | Comments(0)