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外国人に大切なことを伝えるには、一から説明するという手間が必要です

今回は単純な誤植といったことではなく、ちょっとメンドウというか、でもとても大切な話をしたいと思います。

それは「一般に外国人は日本のことをそんなに知らないという視点の欠如」から生まれた外国語表示の一例です。

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先日、都営地下鉄に乗っていて、こんな広告ポスターを見ました。「PROJECT TOEI 013 日暮里・舎人ライナー」とあり、「かつて偉大な漫画家たちが描いた景色が、ここにはあります」というコピーが書かれています。

PROJECT TOEI 013 日暮里・舎人ライナー
http://project-toei.jp/projects/013/

英語やハングルも併記されています。中国語はこうです。

「以前那些伟大的漫画家们插绘出来的未来的景色 在这里都可以看到」

ここでは、中国語の文章については、あえて触れません。そんなことよりも、このポスターのコピーにある「偉大な漫画家たちが描いた景色」とは何のことを言っているのか、おそらく大半の中国人、いや英語を話す人たちもそうでしょうけれど、まったくわからないだろうということです。

一般に外国人は日本の社会や文化の背景をほとんど知りません。そんな人たちに向けて何かのメッセージを伝えようとする場合、段階を踏んで、わかりやすく説明する必要があります。

つまり、外国人に大切なことを伝えるには、一から説明するという手間が必要ということです。

でも、ここでいう「偉大な漫画家」というのは誰のことなんでしょう? 手塚治虫? 鉄腕アトムのことは中高年以上の中国人はわりと知っていますが、若い世代の中国人はあまり知らないかもしれません。
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by ramei | 2017-04-02 17:58 | 週刊「間違い探し」